伝説の経験値を求めて 

生き方はシンプルに、人生はアバウトに

神話と神社

振り向くとそこには

本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

 

以前紹介しましたように、僕には趣味の1つとして、神社巡りがあります。

神社に派手なイメージはあるでしょうか?

 

あるいは、荘厳なイメージを持たれているでしょうか?

そもそも現代で神社は神社庁というところが管理しており、公表されてる数は約10万社!

 

有名な神社から無名な神社まで祭神についてなど、神社庁のホームページには多く記載されています。

この神社庁ですが、各都道府県に存在しており気になるかたはぜひ。

よく神主とか宮司とか禰宜というふうに、神社に仕えてる方々を呼びますが、神職と表現するのが正しいようです。

職業は何か? と、問われれば神職ですね。

どうやら禰宜は一般リーマンで言う管理職あたりを指すようです。

 

さてさて。

 

神社の歴史は非常に興味深いものがあり、その全てを紐解くことは不可能。

ですが、僕が気になっている、あるいは知識欲を駆り立てられる部分をピックアップしていこうかと思います。

 

まず、神話。

これはギリシャ神話や日本神話など、神々が登場する壮大なストーリーのことですね。

ゼウスには妻が何柱もいたとか、怪我をして流血しそこから生まれた神がいたり。

 

冷静に考えるとものすごい想像力、あるいは創造力。

 

これらのストーリーは人間が生み出しました。

神様たちが筆やノミ、紙や石版を使い記述したものではありません。

自分たちの活躍を評価し記録に残すのは、いつだって他人です。

自分の活躍を誇示することに長けていては、単なるナルシストへと成り下がる恐れもでてくる……。

 

ならば神話とは。

 

何千、何百年も昔に活躍した神様たちを見て人間が伝承させていったのでしょう。

そもそもナルシストな神様もたくさんいるわけですが。

己の力を誇示したいがために他の神々と喧嘩するのはよくありがちです。特に、ギリシャ神話だと。

しかし僕が気になっていて、知識欲を駆り立てられるのはーー日本の神話のほうです。

 

天地開闢が起こり、性別の概念がない神が生まれ、やがて対になっていく。

そして、有名なイザナギノミコトとイザナミノミコトが登場します。

日本で初めての夫婦というか、この二柱は国を作りました。

 

日本を。

 

この二柱から、よく耳にするような名前の神様たちは生まれていきます。

 

僕たちの住む日本を作ったのだから、他の神や物を創生するのは容易いことだったのかもしれません。

 

日本書紀と古事記では伝聞に違いがあるのですが、かの天照大御神の父親と母親であるとすればスケールのでかさがうかがえます。

 

国産みのあとは、神産み。

 

イザナギノミコトとイザナミノミコトは万物の始祖と言えるでしょう。

もちろん、神話は神話。創作物といってしまえば終わりです。

しかし、考えてもみましょう。

漫画や小説にアニメゲーム。

現代に存在する素晴らしい趣味たちは、その全てが無から生まれたわけではありません。

 

宇宙の生まれビッグバンや、先述の天地開闢は無からの発生だったのかもしれませんが、創作物というものには何か、あるわけですよ。

根幹、軸、礎、基礎、基準、基本、始点……呼び方は様々あれど、何かしら元になったものがあるはずなのです。

 

よく、ネタが降りてきた! とかいう、閃きがあるじゃないですか。

あれって、降りてくるまでに紆余曲折あったわけですよ。

何らかの経験であるとか、体験、インスピレーションが元になっているからこそ、降りてきたのです。

そう、まるで導きのように。

 

ニニギが天照大御神に言われて葦原の中つ国を治めようと天孫降臨した、あの瞬間を思い出してください。

大昔に生きていた人たちは、何か見たのかもしれません。

もしくは、見てしまったのかもしれません。

 

たとえ神話が創作話であれ、それを描き、編集した人が存在するというロマンあふれる希望にも似た見通しが立つとなれば——これほど、駆り立てられるものはないんじゃないでしょうか。

 

ファクターには、れっきとした種があるはず。

実りの秋を迎えるためには、下準備が必要です。

芽を出すために、神様はどこからか見ていてくれたのかも。

 

神社には祭神が様々おりますが、神様の系譜を正確に記述するのは非常に困難です。

アマテラスにせよ、オオクニヌシにせよ、ニニギにせよ——誕生には秘話がつきもの。そういうのをこじつけだろうと何だろうと自分を納得させ、おもしろく巡るのが神社参拝の楽しみの1つではないでしょうか。

 

掲載の写真は、以前行った湯殿山神社の鳥居です。

ここはまだ、頂上ではありません。

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もはや、この鳥居を見ただけでもインスピレーションだだ漏れ。