伝説の経験値を求めて 

サブカル趣味による生き様の開拓 。世界には楽しいことがいっぱい。

こちら葛飾区亀有公園前派出所が連載終了してからどこか空っぽになった気がしている件

常に背景に描かれていた殿堂入りの漫画

        f:id:geshibainu:20170629122643j:plain

出典:こち亀大感謝祭!! 2017年 7月―こちら葛飾区亀有公園前派出所 (SHUEISHA JUMP REMIX) | 秋本 治 |本 | 通販 | Amazon

 

本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。ゲシバイヌと申します。

 

今回は僕が、小学2年生のときに出会い、以来、全てのコミックスを収集し続けた作品「こちら葛飾区亀有公園前派出所」についての話題です。

 

去年の連載終了は衝撃的でした。

 

それくらい、こち亀はジャンプに掲載されていて当たり前のようになっていたし、他におもしろい作品が連載を開始しても、秋本治先生描くこち亀ワールドは、僕にとって特別なものでした。

 

振り返ってみるとこち亀が連載を開始したのは1976年秋のこと。去年2016年でその歴史に幕を下ろしてしまいましたが、40年同じ漫画が少年史で続いたのは偉業も偉業ですよね。

 

1976年は僕はまだ生まれていないので、当時のジャンプがどんなものだったかかはわかりません。

しかし現在の画のタッチとは全然違う当時の両さんが登場したときは、いろいろと新鮮だったのではないでしょうか。

 

コミックス1巻「早うち両さん!?」の巻。

この巻はまぎれもなく、こち亀の初コミックスですが、僕は確か3巻を本屋で見つけて買った記憶があります。

こち亀を小学2年生のときに知って、興味が出て本屋に買いに行ったわけですが、たぶん1巻が置いてなかったんですよね。

 

今の僕からは考えられませんねw

以前記事にしましたように、僕は陳列症候群なので巻数を飛ばして買うなんてことはありえないw

 

www.degensetsu.com

 

この頃は、まだ諦めをつけることができた歳だったのでしょう。

 

小学2年生のときなので、すでにこち亀のコミックスは100巻近くまで出ていたんだと思います。

そんな膨大な量のコミックスをコンプリートするのにどれだけ時間が必要なんだよ……と、収集魂が燃えては消えを繰り返していたのに、気づいたら手元にこち亀のコミックスは集まっていきました。

 

何よりも、派出所のメンバーが活躍する話がほとんどの中で、時折両さんの少年時代の話を差し込んできたりと、時事ネタで構成されることの多いこち亀の飽きさせないストーリーがおもしろい。

 

4年に一度登場する日暮も、おおよそ20巻の倍数毎に登場する法則を見つけてからは、日暮が登場してそうな巻数を狙ってコミックスを買ったりもしましたね。

予想通り日暮登場巻だったときは、嬉しかったですw

 

惰性に込められた真実

 

100巻、110巻、120巻……150巻と巻数が最新になって行くにつれて、内容は当然ながら現代ナイズされていきます。

時事ネタやマニアックネタを得意とする秋本先生の作中への落し込みは感動ものですが、やはりどこか寂しい感じはしました。

 

コミックスを全て読んでいる僕からすれば、46巻で両さんと部長がパリへ旅行に行く話や57巻の浅草物語、59巻のおばけ煙突の話。

ここらへんは、いつものこち亀と違ったテイストを味わえてほろりとするところも出てきて、とても印象に残っています。

 

100巻以降も大好きです。

ただ、登場人物が増えすぎて最後のほうは誰が誰だかわからなくなってしまったw

 

両さんと部長の凸凹コンビの話もあれば、壊れる中川の話、婦警たちとのバトル、儲け話に食いついた両津が破綻する話。

下地にひかれているのは人情味あふれる話なので、いつも安心して読んでいられました。

 

現代ナイズされていると言っても、これは今の読者である僕がそう思っているだけです。

コミックス発売当時に青春を送っていた人たちにとっては、そのときの感性が一番新鮮だったわけです。

 

なんか情報が最新すぎてネタがないのかな? なんて考える人もいるかもしれませんが、その最新が次第に古いものになっていく様をこち亀でリアルタイムで読めているというのは、大変に光栄なことだとではないでしょうか。

 

そう考えると、こち亀って情報が詰まっていますよね〜。

マニアックネタなんてちょっとかじった程度の知識では太刀打ちできませんもんw

 

ミリタリーネタとかすごい!

 

そして次第に、こち亀は僕の中で殿堂入りしていった感じです。

 

最新巻がでたらとりあえず買う。

この流れはいつの間にかできあがっていて、悪く言えば惰性なのですが、この惰性は読み続けていたからこその惰性で、自然と表現したほうがより近いものかもしれません。

 

吸収してきた成分は少しずつ飛んでいってしまった

 

こち亀連載終了のアナウンスがされたとき、正直本当に悲しくてしょうがなかったです。

会見で秋本先生が、ここらへんで幕を引くのが最善だと思った……というようなことをおっしゃっていました。

 

最終巻200巻が発売され速攻買いましたが、読むのがもったいなかった。

 

ただなんとか読み切り、こち亀らしい終わり方をしたな……と、自分を納得させました。

 

そのときからどこか虚しい感覚に囚われてしまったんです。

 

たかだか漫画作品が連載終了しただけの話だろ? なんて言われるかもしれませんが、200巻が発売されたとき、僕にとってこち亀はなくてはならない存在だったんだと気づかされたんです。

 

こち亀のおもしろさを吸収し、良き惰性で読み続けさせてもらった作品が、どこか遠いところに行ってしまう……!

 

秋本先生の作品は、Mr.クリスや短篇集こちら人情民生課などがあり、そっちのほうも読んでいます。

 

こち亀を連載している裏でこういうことしてるんですから、秋本先生マジですごすぎますよね(^^;)

 

その全ての感動を持ち去られてしまったような感覚に陥ってしまったんですよ。

 

なんか漫画そのものをしばらく読まなくていいかな……みたいな、趣味人にあるまじき反応を示してしまったんです。

 

最近になって少し回復して、買っていた他の作品の続きをKindleでダウンロードして読んだりできるようにはなってきたのですが、こち亀ロスが猛威を振るっていました。

 

秋本先生はこち亀終了後、集英社系の雑誌で新たな連載を持ったようですね。

こち亀ロスが完全に癒えたら、チェックしてみようかと思います。

 

それにしても、こち亀。

いろんな意味で偉大な作品です。