8ビートよりも16ビートで
本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
なんとも、有名なフレーズ。
音楽性の違いにより、解散しました。
名だたるバンドの常套句としてはあまりに周知されていて、公表された途端に総スカンを食らいかねない危険な文言。
そもそも、音楽のジャンルってなんでしょう。
ロック、ポップス、ハードロック、ヘヴィメタル(僕はヘビメタと表記するのも発言するのも大嫌いです。あまり馬鹿にして欲しくないし、1つのジャンルとしてみていただけない。
際物バンドが多いけれども、演奏技術は素晴らしす! 手数足数の多いテクニカルプレイが必見で、流麗なるギターテクニック、重厚なドラムプレイ、這うベースに、世に訴えかけるシャウトないしは、地獄声。特に北欧方面のメタルは重厚かつ華麗でメロディアス!!)、ブルータルメタル、メロディックスピードメタル、ブラックメタル、スワンプメタル、グランジ、パンク、メロディックスピードパンク、メロコア、ブログレッシブロック、プログレッシブメタル、フォーク、ジャズ、フュージョン、オーケストラ、インド音楽、ヴァイキングメタル、シンフォニックメタル、ヒップホップ、レゲエ……
ジャンルと系統がごっちゃになった上、括弧書きによって僕の好きなジャンルがもろバレになってしまいましたが、音楽とは演奏云々の前に忙しいものです。
準備も必要ですしね、いろいろと。
だって音楽と言えば、金のかかる趣味の1つに数えられますから。
でもそれは、やり方次第です。
バンドを結成し、スタジオを借りて練習し、ライブをしデビューを目指すなら、初期投資はさることながらスタジオの貸出料や、ライブ準備などで費用がかさんでしまうでしょう。
しかし、自分一人なら好きにやれます。
金をかけるのも、抑えるのも自身の判断にゆだねられます。
一人でやる場合は、ギターやマイク、アンプなどの音楽をはじめるにあたって必要不可欠なものを揃えるランニングコストはかかってしまいますが、その後は自由。
途中で高額なメーカー品を買うのも、汎用性のあるメーカー品を買うのも誰の忠告なく自分で決定できます。
楽器は難しい……と、挫折するのも自由。
ステップアップしていいメーカーの楽器を買おう……と、鼓舞するのも自由。
楽器にこだわらずとも、パソコンがあるのならDTMで音楽することだってできてしまう時代ですからね。
バンド形式であーだこうだ言いながら音楽をプレイするのは1つの楽しみではあるのですが、僕たちは人間。間違いなく衝突してしまう。
一人孤独、自室にこもり目に悪い光を浴びながらキーボードを打ち込み音楽に触れるのもまた乙なものです。
邪魔が入らないというのは、作業をする上でかなり上位に食い込む重要度。
作業に没頭しようとするのなら、それなりの環境は必要なわけですが、実のところ本当の対戦相手は、自分なんですよね。
いざ、音楽に触れようと思っても雑念が邪魔してきたりします。
何かをしようとしたときに何かしらのノイズがはいってしまうのは、みなさんもご経験があるのではないでしょうか。
よし! 今日は仕事が休みだ○○をしよう!
そんな風に意気込んでいても、スタート地点に立った瞬間に他のことを考えてしまい、いつの間にやら別の作業に入ってしまう。
僕なんか常にそんな感じです。
やりたいことはたくさんあるのに、キャパオーバーで逃げ道作ってるような感覚と言いますか、集中できないと言いますか。
冒頭のジャンル列挙のときも、大好きなヘヴィメタル音楽のことを考えていたかと思えば、「ああー、あのゲーム予約しなきゃ」とかいらぬことを……。
ビートルズが好きでギターを手にした元少年は、いつしか音楽性とかについて思案するようになってしまったのですが、もはや音楽を聴くも作るも自由なこの世の中で、いかに集中が大事かというのが、いやと言うほどわかってきましたね。
音楽性の違いについて揉めるよりも先に、考えなければいけないことがあるはず。
個人プレイでも、複数プレイでも音楽には自由というジャンルがあったはずです。
ボーダーフリーな良き伝統だと思うのですが、いかんせん集中力が途切れてしまうから結成よりも解散が目立ってしまうのではないでしょうか。
集中力、大事。
そして音楽には。
気軽に触れられる自由さ、超大事。