紙媒体じゃなくても読み物
本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
以前の記事で、活字と漫画について書きましたが、補足というか続編です。
皆さんは本などの読み物を読む場合、なにで読みますか?
僕は去年、気になっていたKindlepaperwhiteを購入し、ほぼ電子書籍へと環境を移行させました。
Amazonプライム会員になっていたこともあって4000円引きくらいで購入できました。
なんというか、本と言えば今でもピンとくるのは紙のほうですよね。
県や市に所在する図書館。
ネット社会である現在であっても調べ物をするとなると、何万という書籍が集まる知識の溜まり場とでも言うべき図書館に足を運ぶ人は多いわけです。
紙の海という表現が正しいかはイマイチですけれど、県や市、国で運営している図書館に行けば押し寄せてくる情報の波が、静かな空間と相まって睡眠を誘ってくる。
図書館の空気感は独特ですよね。
まあ、僕はもう何十年も行ってませんがw
中学生くらいのときに道徳の授業かなんかの調べ物で地元の図書館に行ったのが最後の記憶\(^^)/
Library Of Alexandria
いやいや自分で書いててふいてしまいましたw
懐かしいフレーズです。
この見出しは、歴史あるカードゲームMTG(マジックザギャザリング)に登場するカードですね。
ああートレーディングカードゲームについても書きたいですが、脱線しまくってしまいそうなので今回は割愛。この件については、いずれ。
それでKindleなどの電子書籍は、いわゆるクラウド図書館から本を入手するみたいな感じです。
図書館と違うのは借りるのではなく、買うというところでしょうか。
ネットの本屋でしょ、結局。
と、思うかもしれませんが本屋と決定的に違うのは品揃えですね。
書籍に特化しているので、豊富な品揃えであるとともに品切れ無し!
じゃあ紙の本をネットショップで買えばいいじゃん?
これは所有欲の有無によって差が出てくるところです。
電子書籍はデータで、そこに紙はありません。
Kindlepaperwhiteで読書すると、紙の本を読んでいるような美しい体験をできますが、やはりそこはデジタル。
紙をめくる感覚に似ていても、実際は進化に進化を遂げたデジタリックなものを触っているに過ぎません。
しかし、便利なら使わない理由もないのではと思います。
紙か電子書籍端末で読むか。
便利すぎるクラウド図書館の利用手続きに必要なのは、個人情報とお金くらいでしょうか。
さあ、ここからが重要なところです!
陳列症候群のコレクション
世の中、金じゃない。
本棚に陳列されている本について考えましょう。
この場合は、紙媒体でも電子書籍のライブラリでもどちらでも構いません。
自分好みにカスタマイズされた本棚ほど、美麗なものもないのではないでしょうか。
漫画が1巻から既巻までキレイに並べられているのを見ると、うっとりしてしまうのは僕だけではないはず。
それでも引っ越しなど大移動が伴う際には、なくなく紙媒体の漫画やら小説を処分・売却してしまったのですが、残されたコレクションたちは本棚で静かに休んでおります。
大半をKindleに移したわけですが、ライブラリもコレクション機能を使って漫画や小説ごとに区分け済み。
ここで声を大にして述べたい。
本がKindle内でも本棚内でも散らかっているのは百歩譲って良しとしましょうか。
シリーズものが片付け下手なため、家中に散らばってしまい、捜索する羽目になるのも、いいでしょう。
ページに付箋を貼って索引しやすいようにするのはいいですが、直接ペン書きするのは誠に遺憾ですが、まあまあこれもいいでしょう。
問題は。
巻数の途中が抜けていることです!
これは総合図書館や本屋にも言えますね。
図書館ならば、誰かに借りられていたりすれば抜けているのは当然で、本屋も在庫がなければ当たり前。
在庫不足、品切れは小売業界では日常茶飯事であっても、しかし、起こしてはいけない業務内容の1つ。
クラウド図書館である電子書籍ストアは、在庫減少や品切れの心配もいりません。
クリック一発で本が買えてしまう。
書店に足を運び、棚に陳列されたシリーズものを確認していると、4巻の次に6巻が並べられている。
あれ、5巻は?
こういう経験は、誰しもが体験したのではないでしょうか。
書店員や司書に在庫や希望の本を訊ねてみはするけれど、たいていの場合、在庫がないもんなんですよね。
すると、選択肢は電子の海に絞られ、書店でスマホを操作し所望の書籍を発注。
まるで自分が発注担当者になったかの如くです。
実際に実物を見て、スマホを片手に発注(普通に買うってことです)をかけるなんて書籍に限った話ではないでしょうが、いるんですよ。
僕のような初巻から既巻まで全て揃えなければ気が済まない人が。
ともなれば、Kindleとかコスパ良すぎなわけです。
場所は取らないし、一度買えば好きなときにダウンロードできるし、初巻から既巻までまとめて買えるし。
だから、気になる本に出会ったら迷わず大人買い。
この点には、お金かけてもいいのでは?
賭け事とかよりは、よほど健全ですしね。
陳列したい。ただ、それだけで問題なかった。
僕のような陳列症候群くんには、もはやこのキャッチフレーズのためにストアをポチるようなもの。
難しいホント、簡単なホント
クリック一発で購入可能。
一度購入すれば、再ダウンロード自由。
本棚は自分で作成できる。
本当にコストパフォーマンス高めのKindleを初めとする電子書籍端末ですが、いいことずくめな代物ならもうすでに全員が所有していることでしょう。
書店や図書館にあって、電子書籍にないもの。
これは皮肉にも、品揃えと言うことになります。
部分的な品揃えではなく、絶対的な品揃えです。
全ての書籍が電子書籍に変貌を遂げるのならば、全人類から拍手喝采間違いなし。
残念ながらそううまくいかないのが、商売の辛いところ。
僕は小説も漫画もただ読むだけに過ぎませんが、データを売るのか紙を売るのかで論争は絶えないだろうし、読書する人は紙派と電子書籍派に分かれています。
最近の新刊(特に漫画)はだいたい電子書籍バージョンも発売されたりしますが、1ヶ月遅れとかが多かったりしますよね。
紙でも所有し、Kindle内にも所有したいという欲求に駆られる人もいるかもしれませんが、出費がかさんでしまいます。
なのでどちらかしか買わないのが基本の読書スタイルになってくるかと思いますが、どちらか一方にしか存在しなければどうか。
つまりは、電子書籍のみ発売であったり、紙媒体でしか発売しない作品であったり。
僕は数年前に紙で読んでいた雑誌が、いつの間にか電子書籍限定になっていたりもしました。
メジャーになってきた電子書籍ですが、いまだに品揃えがいいとは言えません。
本屋がウィンドウショッピング専門店に完全移行していく前に、何か魅力的な陳列が展開されれば華々しい書籍ライフが体験できそうなものですが……。
だからやはり、書店も図書館も電子書籍も、品揃えの枷がなかなか外れてくれないような状態になってしまっているのではないでしょうか。
難しい本も、簡単な本も。
品揃えが悪いと発狂しちゃいそうですw
それでも、Kindlepaperwhiteを購入してからというもの、無駄に本を買ってしまう程度にハマり、結果、良い作品に出会えています。
ライブラリを自分だけのライブラリにする陳列の喜びは、素晴らしいw