経年劣化の怖さとはいかに
本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。ゲシバイヌと申します。
さてさて今回は、車を持っている人間にとって避けては通れない試練、車検について書いていこうと思います。
過去記事でも書いていましたが、僕はバイクに乗りますが、時間がなくあまり乗れていません。代わりに、通勤には車を使っているので車のほうが走行距離が多いという始末。
車は移動手段にしか考えていません。
だから趣味とは違うのですが生活上必要になってくるものなので、自動車重量税の支払や車検はしっかり行っておきたかったのです。
しかし、事件は起きました。
僕は中古のコンパクトカーに乗っていたのですが、購入当時、年式は2004年製で走行距離が9万キロという代物でした。
とても乗りやすくデザインも気に入って、敏腕営業の方に探してもらった甲斐あって自分の希望に見合った車に出会うことができました。
2004年製ということは、今年からすれば13年前の車両になります。
13年。
こいつは、なかなかです。
現在の日本車は、しっかりがっしりと作られていてそうそうがたが来るものではありません。
ただでさえリコールリコール騒がれることの多い車業界で、杜撰な整備や製作は致命的な信頼の失墜を生んでしまいます。
買った当初、大事にすれば何年でも乗れるだろう。
そう思っていました。
ですが、知らないところで愛車のFITは悲鳴を上げていたのです。
車には多くの部品が使われています。
僕のような素人では到底わからない大小様々な部品が組み込まれている乗り物です。
どんなに優秀な部品でも経年劣化の前には、なすすべもなく交換の道を選ぶしかありませんでした。
交換は修理としてすり替えることもできるのですが、結局同じように費用がかかってしまいます。
具体的にどこが危険だったのか
金額的なことを先に言うと、車検を通す際、どんなに最低限のやり方でするにしろ最低でも20万はかかってしまいます、と伝えられました。
ATオイル漏れの修復、タイヤのベアリングの交換、その他諸々の費用を合算すると40万くらいいってしまうとも(^^;)
営業の方からの電話で、固まってしまった僕が我に戻ったのは「選択肢があります」と打開策の提示があったときでした。
- このまままともに車検を通しても、結局は経年劣化によってがたが近いうちに出てきてしまい、二の舞になってしまうので新車購入を検討。
- とりあえず最低限の車検(おおよそ15万円くらいと言われました)で通し、次の車までの間に合わせのような感覚で現車に乗り続ける。
- そもそも車に乗るのを諦める。
選択肢3番は、営業の方に言われたわけではありませんが、最後の手段でした。
現実的なところとして、1番か2番になるわけですが2番は車検を意地でも通すので、当然ながら車検代がかかってしまいます。次の車を買うのがいつになるかわからないし、いつ壊れるかわからない危険性を保持したままの運転もいただけない。
反対に1番は車検を通さないで、すぐに新車(中古でも新古車でも)の購入を検討する流れになるので、車検代が浮くメリットがあります。
40万、場合によっては50万の費用がかかってしまうと先日の新iMac購入もあったためそこまでお金がない。
でも、どうせ買うのならちゃんとしたものをクレジットを組んで買いたいので、必然的に1番しかなくなりました。
中古で買ったFITは節々を痛めていて今回のような結果になってしまいました。はじめから少々痛んでいたのかもしれませんが。
しかし現在の車業界では残価設定型クレジット、通称残クレがスタンダートな買い方になりつつあります。
中古を買って数年後に同じような目に遭うなら、その都度、新車を購入すればいい。
残クレはそういう人間を後押ししてくれる便利なシステムです。
なので、今は新車を残クレで買おうかなというところに落ち着きそうです。
車検はざっくばらん
伺った話だと、国の制度として車検は義務づけられているのですが、蓋を開けてみるとガチガチの法で固められたものではないらしいのです。
これがダメなら全部ダメ! とか、厳格な検定基準はあるのでしょうが、ざっくばらんに車検を通すことは可能なようで、街にあるディーラーではない安価な車検などが乱立しているのはそのせいもあるそうです。
車検を安く済まして、浮いたお金でおいしいものでも食べに行くのを吉とするか、ガッチリ車検をして安全をお金で買うのが吉なのか。
それは各々の判断になってくると思うのですが、交通事故とかは恐ろしいですからね。
整備不良にとって公道で事故を起こしてしまったときに後悔するのは自分でしょうし、僕はどちらかと言えば車検ではしっかりメンテナンスをしてもらったほうがいいのではないかと思います。
となれば。
簡単に車検を通すという選択肢は消えてきます。
さーて、どうするかw
けれども、こういう風に自分の乗る車について考えているのがおもしろいのも事実。
今回の件も、経験値上昇のいいイベントになりました。