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巡り巡って、音楽の話 第3章

Dragonはかっこいい

皆様、お疲れ様です。

 

音楽を作ることが、生活の隣に戻ってきたあとも、しばらくは、それを外に出すつもりはありませんでした。
完成した曲は自分の中で完結していて、 誰かに聴かせる理由も、 無理に作る必要はないと思っていました。

評価されたいわけでもなく、注目を集めたいわけでもない。
 

 

むしろ、静かに続けられるなら、それで十分だと感じていたのだと思います。

 

それでも、曲が増えていくにつれて、 少しずつ違和感が生まれてきました。
音楽がまた生活に戻ってきたのに、どこにも居場所がないまま、
自分の中だけに溜まっていく感覚です。

 

昔は、音楽を外に出すことに、強い意味を求めていました。
結果や反応、数字や評価。そういったものと、どうしても切り離せなかった。

 

でも今は、同じ「発表する」という行為でも、

意味合いがまるで違っていました。
見てほしい、ではなく、
 

 

置いておきたい

 

 

そんな感覚に近かった気がします。

音楽を生活の外に放り投げるのではなく、誰かが通りかかったときに、そっと置いておける場所。
 

 

騒がしくなくて、急かされなくて、音楽が音楽のままでいられる場所。

 

この頃から、どこに出すか、というよりも、どこなら無理をしなくて済むかを考えるようになっていました。

 

作ること自体は楽しい。

でも、消費される速度や、流れていく感覚には、

 

どうしても馴染めなかった。せっかく戻ってきた音楽を、また急いで手放すようなことは、したくなかったのだと思います。

 

だからこの章では、まだ場所の名前は出しません。

 

ただ、音楽を外に出したくなった理由が、「前に進むため」ではなく、「守るため」だった、ということだけを書いておきます。

 

巡り巡って、音楽の話。
 

次は、ようやく“帰る場所”の話になります。

 

今回はこの辺で。