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【デスティニー】自分にとって運命を開拓したRPG

スタン・エルロンがクレス・アルベインより主人公だった

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本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

 

今回は、当時小学校6年生のレビュワーから紹介された「テイルズオブファンタジア」に引き続き、「テイルズオブデスティニー」についての話題を。

 

この作品からは、自発的にテイルズをプレイするようになりました。

デスティニーは僕の中ではランキング上位常連のRPG作品です。

デスティニーの主人公は、スタン。

金髪で挑発な見た目。白い服を着ています。

そのスタンが、しゃべる剣「ソーディアン・ディムロス」と出会うところから、物語は進行していきます。

 

デスティニーのキャラは一人一人がとてもよく立っているのではないかと思います。

スタンは主人公として活躍しますが、彼は結構アホなんですよね。

これがスゴく重要なところではないでしょうか。

 

真面目一辺倒では生きていけない世の中をゲームで表現していると言うと、大仰な話にはなってきますが、絶妙なキャラとの掛け合いはデスティニーの魅力の1つ。

 

前作ファンタジアのクレスは、主人公らしい主人公なのですがスタンと比較すると、かなり真面目なタイプ。

正義を胸に敵を倒す様は、潔いまでに主人公キャラでした。

 

変わって、スタンは抜けているところがあってこいつに世界任せて大丈夫か? と、プレイヤーをドギマギさせるのです。

しかしそこに、ルーティやウッドロウ、仲間たちがフォローに入りまさに友達であり戦友であるような、パーティの一体感を味わえる仕上がりになっています。

 

ディムロス、アトワイト、シャルティエ、クレメンテ、イクティノス。

メインパーティキャラにはそれぞれ対応したソーディアンがいて、しゃべる剣というおもしろい要素もストーリーに大いに絡んでくるので、充実したRPGを楽しめる、もう一度プレイしたくなる作品です。

 

戦闘曲の秀逸さは他テイルズを越えている

 

クドいようですが、僕にとってRPG作品の戦闘システムは重大ポイント。

この頃のテイルズは今のように、フィールドを駆け回って敵をなぎ倒すような、爽快感はありません。

 

横スクロールですね。キャラたちが、左端から右端までしか移動できない、現在のシステムと比べると制限が設けられています。

 

しかし、そんな些末なことは気にならないくらい戦闘は充実しています。

たとえ、左から右までしかいけなかったとしても、アクション性は少なからずあるので普通に戦闘を楽しむことができます。

 

そこに、引き立てる音楽が入ってくるときたもんだ。

印象に残り、プレイ情景をフラッシュバックさせるあれ。

 

www.degensetsu.com

 

デスティニーの通常戦闘曲は良曲中の良曲だといまだに思っているので、お時間があれば聴いてみてください。


Tales of Destiny Surprise Attack! PS版

 

通常戦闘曲のほうが、ボス戦の曲よりも好きなゲームはあるのは確かです。

デスティニーもそんな作品の1つでした。

 

この曲を聴くと、デスティニーにかじりついてプレイしていた頃、スタンがディムロスを振るい鳳凰天駆でフレイムマンを追い詰めEXPバカ稼ぎした思い出が蘇ってきます。

それ以上に、スタンたちが今では狭いと言われるであろう戦闘フィールドで戦っていたあの熱き瞬間を忘れることはできなかった。

 

デスティニーを語る上で、この曲は外せない。

 

リオン・マグナスと言う名のアナザー主人公

 

このリオン・マグナスというキャラクター。

僕は最高に好きなんですよ。

冷徹で手段を選ばない系のキャラで、スタンと行動を共にするようになっても影のある振る舞いを見せる。

 

リオンは、途中でパーティから離脱します。某ゼスティリアのヒロインと同じく、離脱は離脱でも、永久という二文字が付加されますが……。

 

冷酷な対応を見せる半面、思い人がいて純粋な心を同時に持っていて、多くの葛藤に悩まされる悲しき第二の主人公と言ったところでしょうか。

他作品にも似たようなキャラは出てくるでしょうが、リオンは脆く、すぐに壊れてしまいそうな繊細さを持ち合わせていて、僕はあまり見たことがない人物像でした。

 

そのリオンをアホかもしれないけれど、熱き魂を持ったスタンが救おうとするシーンは必見です。

 

あと、絶対に抑えておいて欲しいところがあります。

デスティニーの技や魔法はレベルアップで習得します。

順当にいってリオンがパーティ離脱してしまうときのレベルは、レベル上げ慎重派であっても30満たないくらいでしょうか。

リオンが最後に習得する技は「魔人闇」。読みは、マリアンです。

これ、確かレベル41で習得だったはずなんですよ。

 

リオンが好きで鍛えようと思ったら、相当レベル上げに励まなければいけない。

僕は「魔人闇」覚えさせました。

そして名シーンを見て、リオンは永久離脱……。

第二の主人公は、えらい不遇なんですw

 

でもレベルを上げて「魔人闇」を習得させて、メインストーリーを進めていくとなんだか感慨深いんです。

 

爪竜連牙斬やお馴染みの魔人剣。

スタンたちとともに成長していくソーディアンたち。

 

リオン永久離脱のSurpriseはあるとしても、夢中になれる作品であることは間違いありません。

デスティニー2が発売したり、ディレクターズカット版が発売されたり、そんなところからもデスティニーの人気がうかがえますね。