テーマ曲は規定のラインに乗せなければいけないなんて、旋律がどうかしてる
本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
今回は、ゲームやテレビ番組、動画……ありとあらゆる場面で関わってくる音楽について少々お話ししたいなと思っています。
特定のアーティストについてではなく、不特定の場で使用されてる曲に関して語りたいなと。
音楽と一口に言っても、CDやダウンロード販売で楽曲を入手し、好みのアーティストの作品を聴く流れが一般的ですよね。
僕は以前の記事で話していたように、ハードロック・ヘヴィメタルが大好きで高校時代からその系統の音楽に傾倒していますが、毎日毎日聴いているわけではありません。
しかし、何気ない生活の中で、例えばテレビ番組のバックグラウンドでかかっている曲なんかに反応するときが多々あります。
みなさんもそんな経験ありませんか?
正直、名も知らぬ曲でしょう。
曲のタイトルが「名も知らぬ曲」だったらかっこいいかもしれませんが、某ミスチルの楽曲に似た名前があったとしても、知られている曲というのはタイトルまで記憶に残っています。
曲というよりも、BGMと言ったほうが正しいかもしれませんね。
ドキュメンタリー番組のバックグラウンドで流れている曲には、感動を呼び込むための美旋律なる曲が。
バラエティ番組で芸人がアホやってるバックグラウンドでは、コミカルな曲調のものを。
スポーツ番組では、選手たちの輝かしい功績を讃えるべく、相応の壮大さを持った迫力のある曲を。
その何れもが、必ずしも商業的に販売されているものではないかもしれません。
クレジットに作詞者と作曲者、あるいは編曲者など名前がある作品ばかりではないということです。
いや、厳密には全ての作品には制作した人物がいるはずです。
詳細がわからないだけで部分部分では、楽曲の内容がわかるものもあります。
ですが。
そういう曲というかBGMに限って、カッコよく美しく、それでいて耳に残るキャッチーさがあるんですよ。
CMのちょっとした幕間に流れている旋律などなど。
効果的な盛り上げ方の法則ってある?
曲は、場を盛り上げます。
または、盛り下げます。
例えばゲームでシリアスなシーンカットからの因縁のライバルとの戦闘。
このとき、戦闘に入るまでは味方の奮闘と敵の執念で、非常にストーリーと調和し、これでもかというくらい良い流れでした。
ベース音からトレブルの音域まで縦横無尽に駆け巡る、これからの戦闘を盛り上げようと最高の曲が流れていました。
いざ、戦闘開始!
ここで加トちゃんけんちゃんでおなじみヒゲダンスのテーマ曲(正式名称はなんて言うんだろ?)が流れたらどうでしょう?
まあ、ウケますよねw
これはこれでありかもしれませんが、ちょっと場違いな曲です。
因縁のライバルとのラストバトルで使用されるにしてはコミカル過ぎて、それまで引き立てていた流れが崩れ去ってしまう。
シーン毎の音楽って制作側からしたら難しくて苦行だと思うのですが、いままで作ってきた流れが刹那遮断される感覚を呼ぶのも、音楽の恐ろしいところではないでしょうか。
特にゲームでは戦闘に重きをおく僕としては、戦闘曲は超重要。
戦闘シーンそのものを思い起こさせる超絶技巧のギタープレイ冴える戦闘曲なんて、いまだに忘れられません。
流れは重要だとして、初めから最後まで一貫してハードな曲調だと疲れてしまうのも確かで、徐々に盛り上がりを見せる編成のなされた曲のほうが、評価が高かったりします。
だからある意味、ヒゲダンスからヘヴィメタルへ転調なんてしたら良曲ができそうだと思うんですが気のせいでしょうかw
全編を通して同じ音色ばかりだと、耳が肥えている現代人からすれば飽きがきてします。
けど、それがツボにはまる曲だと、話が変わってきます。僕だけではないはず……と思いたいですw
例えずっと超絶技巧のギタープレイだけの構成だったとしても、その曲は良曲認定されるんじゃないでしょうか。
効果的な法則は、曲展開のパターンや体調、視聴環境、その他にも数えきれないタイミングが重なって変化していくのかなー? なんて、よく考えております。
ツボる曲は意外なところに
テレビ番組から流れてくる良曲ばかりが良曲ではありません。
もっと言えば、メジャーではないかもしれないけれど刺さる曲というのはたくさんあると思います。
最近何聴いてる?
と聞かれて、答えられる曲ってあまりないんですよね、僕。
ゲームやスロットのサントラをよく聴いていて、中でも激しめのギタープレイがあるような曲が好きです。
ここは譲らずハードロック・ヘヴィメタル路線ですね。
そういう曲たちって、アーティスト名とかあまり記載がありません。
作者不詳と聞くと、大昔に作られた曲を想起させられますが、現代において制作された楽曲も意外と当てはまります。
たったの1フレーズ、2フレーズだけ効果音よりかは少し長いくらいの曲でも作者はいるわけです。
CM曲は憎いですよね、右下とか左下にほんの一瞬クレジット表記されるくらいだったりしますもん。
けど、却って印象に残るのかもしれませんね。
あのCM曲カッコイイ! 調べてみようとか。
そこから新しいアーティストを開拓したり。
音楽は、引き立て役でメインとなるのはヴォーカルやギターなどの演奏者たちです。
純粋に音を楽しむのならば、奏でている人物を見据えるのも当然大切ではあるのでしょうが、スピー〇ラーニン〇のように聞き流していただけでも、耳に残るサウンドが伝説を残しそうな気がします。
ゆえに、まさしくゲームなどのBGM・楽曲は演奏者が見えないので音を楽しみ、潔いまでに場面の引き立て役に徹した音楽ではないでしょうか。
流行に乗っていなくても、自分の耳には乗ってきてくれる。
いや、乗っかってきてくれるツボ曲が見つかるといいですね(^^)