継続率のマジック
本日もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
今回は前回の記事の続きになります。
脱線がお家芸になっているところがある僕のミスでこうなってしまいましたw
継続率のお話を、脱線までの継続率抽選に漏れないように語っていこうかと思います。
そもそも継続率と言われても、ピンとこない方も多いかと思います。
継続率というのは、パチンコやスロットの大当たりが続く確率を示しています。
ギャンブルは、負けるのはダメです、当然ですが。
こういう確率がモノをいう遊技機が、大衆娯楽の中に入り込み、プレイヤー(養分w)が生まれました。
僕はスロットしかやっていなかったので、パチンコのことに関しては無知の極み。
しかし、どうしても。
外すことのできない、確定事項があります。
パチンコもパチスロも「完全確率」という、ちょっとカッコいい響きのルールがあるんです。
完全確率。
うーん、人をダメにするフレーズだw
意味は、読んで字のごとく。
全ては完全なる確率の元に成立する遊びということです。
既に現在のスロットは遊びの領域をはるかに超えていますが、依存性を生み出すマジックがそこに存在します。
マジシャンのマジックを楽しむのにさほどお金はかからないのに、確率のマジックは元を取ることを完全に忘却させ、執念を生み出します。
最大継続率80%
聞いたことがある方は、一定数いらっしゃるかと。
継続率の前に最大が付加されている。
最大ということは最小もあるわけですよ、これ。
数字は100%に近づけば近づくほど、ギャンブラーたちの心をつかんで離しません。
継続率100%は存在しません。
僕がスロットに熱中していた時期に99、9%継続システムを持つ台もありましたが、継続抽選に漏れるときはいずれやってきます。
上記最大継続率80%を例に紹介すると、そのモードをやっとの思いで引いて(なんと、継続率80%モードに当選するのも抽選とくる。薄い確率という奴です)鼻息を荒くしたとして、残りの20%を引いてしまえば転落します。
俗に言う、転落抽選ですね。
20%とは、5分の1を示しています。
つまり、5回に1回は転落抽選に引っかかってしまう計算。
もちろん引きが強い人なら、20%を引かず、延々と80%を引き続ける力があるかもしれません。
しかしそれにも限界があり、開店から閉店までずっと引き続けるのはほぼ無理です。
80%継続をつかんだときの期待値を高いととるか低いかと取るかは人それぞれですが、期待値を算出する時点でお目当ての台に座れるかの確率を考えなければならず、労力は果てしないものになるでしょう。
お目当ての台が空くかもわかりませんし、すでに落ちている台(誰も座っていない台)の期待値を算出し座るに値する台だったとしても、確率通りに自分の引きが操作できるとも思えません。
ハイエナが忍び寄る店内
ハイエナとは、他のユーザーが捨てた期待値の高い台を確保し、自分のものにする行為をいいます。
実際の動物であるハイエナ君は、他の動物がゲットした獲物を横取りする習性があって、語源はそこからです。
立ち回りという点において、ギャンブラーたちは目をギラギラさせているので、そこは野生の世界と類似している部分がありますが、ハイエナ君はお金をかけているわけではありません。命をかけています。
ギャンブラーもある意味、命をかけていますが、全員が全員ハイエナスタイルでホールで動いているわけではありません。
僕はハイエナはしませんでした。
これは、勝つためには好ましくない。
ハイエナに徹することこそが、現在のスロットで勝つ唯一の手段と言っても過言ではない状況で、立ち回りのうまい人間からすれば普通に台を選んで座るという行為が愚の骨頂であるかのように叩かれてしまうでしょう。
サバンナで生き抜くハイエナ君が、どの程度の瞬発力で獲物を狙うかはわかりません。きっと素早いんだと思います、想像以上に。
ただ。
ホールのハイエナも負けてはいません。
狙い台が空けば、いつからそこにいたのか、あるいは、テレポーテーションしてきたのか、いつの間にか台にタバコなどの私物を投げ入れ、自分の台として確保。
そしてそこから、確率との戦いを再開させます。
あの人たちって素早さにステータス割り振ってて、魔力や防御力に数値を割り振ってないんじゃないかってくらい、速いw
素早さにポイント全振り。
RPGならば、逃げ足だけ速いキャラクターができあがってしまいますね。
ホールに足を運び、データ表示器を少しいじり、「ああ、これかな。今日の獲物は」と玄人ぶって着席し、確率の総攻撃を喰らい、多額のお金を吸い込ませた僕からするとハイエナたちの動きは演出のようでした。
遊戯人口が少なくなったとは言え、ホールは一定数のギャンブラーたちでひしめき合ってます。
ハイエナの行動は、それでもわかっちゃうんですよね。
自分が台に向かってあれこれ考えながらお金を使っていると、ただ歩いているだけではない、ダンスさながらの特徴的な動きをしている人物に目がいきますから。
あそこまでハイエナに徹するなんて、僕には無理でした。
期待値を追う行為は、確率以上に忍耐力を要求されます。
極論は50%
継続率50%よりも、80%がいいに決まっています。
そして、80%よりも90%のほうがいいに決まっています。
運良く高継続率のモードをつかみ取りました。
よーい、じゃんじゃんメダルを出すぞー!
結果、単発終了。
期待値なんて、なかった……。
これは、よくあることです。
80%継続だった場合は、20%。
90%継続だった場合は、10%。
いずれも、低いほうの確率を引いてしまった結果、大惨事になってしまいました。
数字が多ければいいわけじゃないんですよね、運も絡んできますし。
低いほうの抽選に引っかかってしまった場合は、修正することはできないので、来たるべき時がくるまで耐えるしかありません。
そこで止めるか、続行するかは本人次第で依存度が高くなれば止めるという選択肢はなくなっていきます。
止める選択を迫られるタイミングはいくつも存在し、言わばチャンスゾーンですねw
ここで止めれば、もうお金使わないんだよ?
ここで止めたら、もうお金稼げないよ?
こういう二択を迫られるわけです、ホールでは。
二択は、50%です。
これ以上お金を賭けないで、おいしいご飯でも食べよう。
お金をもう少し賭けて、もっとおいしいご飯を食べよう。
二択は、分岐します。
果てしなく。
この二択を制した者には、きっと勝利が見えてくるのでしょう。
80%継続も、90%継続も、99%継続も、続くのか落ちるのかの50%。
キツネもびっくりの化かし具合。
いくらいい継続率を引いても、残りの薄いパーセンテージを引いても、結局は当たるかハズレるかの50%。
真に強い確率は50%で、ほとんどマジック(Apple製品のキャッチコピーになってしまったw)
いや。
もはや、イリュージョンかもしれませんね。
スロットは遊びでギャンブルで、人生観に影響を与えてきたコンテンツでもあるので、そのうち続編を書いてみたくなってきました。
そのときはまたお付き合いくださいm(_ _)m