みなさん、おはようございます、またはこんにちは、あるいはこんばんはm(_ _)m
春分の日も過ぎ、すっかり気候は春へと移りかわってきましたね。
陽気な気候に睡眠導入剤が含有されているかの如く、僕は毎日眠いですw
先頃、職場で大規模な研修がありました。
ただの時給労働者であった僕がどうにか内部選考で正規雇用へと格上げになったのですが、研修っていうのはいくつになっても、春夏秋冬問わず眠いもんですねw
世の中、会議とか学習会とか見学会とか……無駄が多いんじゃないかと思っておりますが、まあ、たまにはいいでしょう、なんて上から目線でいってみたり。
さておき。
最近早寝早起きを心がけていまして、深夜のネットサーフィンや、趣味の読書やらDTMなどを控えめにし、日付をまたぐ前にはベッドインしようとの目標に向かっております次第。
今日はサービス業らしからぬ日曜日の休日が得られた上に、早起きできたので近くの神社に行ってきました。
写真は神社ではないですが、その近隣にある「東日本大震災遺構」である蔵なんです。
僕もよく地域の広報誌みたいなものを読んだりするのですが、存在は知っていてもなかなかいかないんですよね。
宮城に生まれて30余年経過しますが、そもそも震災前のこの地域がどんな風になっていたのかはわかりません。
宮城といってもこの人生のなかで結婚やらなんやらで幾度となく引っ越していますので、地元とされているところ以外のことってあまり理解がないもんです。
そんでもってこれは岩沼市の海側にある震災遺構なのですが、この地区は昔から緊急時のための備蓄やらを保存する蔵が多く建っていたところなのだそうです。
震災前はおろか、震災後8年経過していますが今回初めて訪れました。
震災当時に岩沼にいたわけではないのですが、仙台国際空港に津波が押し寄せ営業ができなくなったのは記憶に新しいところでして、この地区はもろに濁流にのまれた場所でした。
この写真の左上のほうに青い扁額が掲げられていますが、ここまで浸水したとのこと。
宮城県の至る所には、こんな感じで浸水区域という表示がされているのが生々しい。
日曜でしたが、他に人はおらず僕一人でこの蔵を眺めながら8年前を思い出していたのですが、漠然と思ったことがあります。
僕は生かされた、んだということ。
何だか言葉でませんね津波被害の中心地に立ってみると。
ここから先にはまもなく太平洋が見えてきます。
よく千年希望の丘というワードを聞いたことをある方もいらっしゃるかと思いますが、その丘は一つではなく複数あります。
7号丘、とか8号丘という名称が与えられています。
各丘が高台になっており避難丘と別称されているのも、これまた生々しいですね。
それらの丘に登ってみれば、太平洋は目前。
つい最近も見てきましたが、あの距離ですと津波の猛威は避けられなかったと痛感します。
遺構の説明文の中に、この地区に住んでいた方々は集団移転し新たなコミュニティを築き上げていると記載されていました。
それは確かに復興の第一歩だったのかもしれません。
しかし、家を失う辛さは当時内陸部に住んでいた僕自身も知っているので、水害のちの再建を安易に捉えることなど当事者にはできっこありませんよね。
新しい家を手に入れれば、衣食住の「住」の部分では満たされるのでしょうが、なかなか受け入れることはできないと思います。
元いた場所が慣れ親しんだ場所である以上は、納得のいく引っ越しならまだしも、強制的に家屋を破壊され、なくなく移転したとなれば悲しさがなくなることはありません。
神社を参拝し、震災遺構の蔵を見、自家用車で帰路についた僕でしたがこうして記事を執筆している今も、キーボードを打ちながら様々なことを考察してしまっています。
明日からは普段通り仕事が始まり、正規雇用に伴って異動して新しいことをやるんですが、もはやそういうことができているのが奇跡と言わざるをえません。
惜しくも命を奪われてしまった方々は、正規雇用だろう非正規雇用であろう、労働をすることはもうできません。
震災遺構の蔵と神社は、あの津波にさらわれそうになるも、一命を取り留めいまも元の場所に建っています。否、立っていますと表現したほうがいいですかね。
不謹慎ながら、これらの遺構を見学させてもらい、8年前を振り返ることによって生きる活力をもらった気がするのです。
少なからず悲しさと同居する領域ではあるのですが、時計の針を物理的に戻すことができても、時間の概念は変えられません。
そういえば道中、偶然な出来事がありました。
僕は車のなかで普段いつも音楽を聴いていて、iTunesで作成したプレイリストをBluetoothでランダム再生しています。
曲数でいえば100や200ではありません。何十ギガ分? のレベルです。
そのなかから好きなアーティストの唯一の震災復興チャリティソングが流れてきたんです。
何か意味があったのかもしれませんね。
生きている限りは、何かしらできる事実。
仕事に趣味にグダグダせずに邁進していくべきなのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はこの辺でm(_ _)m